君だけが、ずっと好き。




「ねぇ、伊吹。今年は何食べたい?誕生日」



「…なんでもいい」




いつも通り、放課後の伊吹の家。



机で勉強する伊吹に私はベッドでダラダラしながら話しかける。



レシピアプリを見てるけど、和食と洋食悩むなぁ…




「…つーかお前、いい加減スカート履いたままダラダラするの辞めたら?シワだらけになるぞ」



「んえ〜着替えるためだけに一回帰るのめんどくさいじゃん?伊吹の部屋着貸してよ」


「アホか。」




伊吹は冷たい目を向けながら私にクッションを投げつけてきた。




「風呂入ってくる」


「あ、もう7時か。ご飯作ってるね」




あ、今の会話なんか夫婦っぽかった。



結婚したらこんな感じなのかな〜なんてね。





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