君だけが、ずっと好き。
*
「ねぇ、伊吹。今年は何食べたい?誕生日」
「…なんでもいい」
いつも通り、放課後の伊吹の家。
机で勉強する伊吹に私はベッドでダラダラしながら話しかける。
レシピアプリを見てるけど、和食と洋食悩むなぁ…
「…つーかお前、いい加減スカート履いたままダラダラするの辞めたら?シワだらけになるぞ」
「んえ〜着替えるためだけに一回帰るのめんどくさいじゃん?伊吹の部屋着貸してよ」
「アホか。」
伊吹は冷たい目を向けながら私にクッションを投げつけてきた。
「風呂入ってくる」
「あ、もう7時か。ご飯作ってるね」
あ、今の会話なんか夫婦っぽかった。
結婚したらこんな感じなのかな〜なんてね。