君だけが、ずっと好き。
【伊吹side】
「──なんで来たんだよ」
クラッカーから飛び出してきた紙吹雪と紙テープを払う。
見ていただければ誰からでも分かると思うが、俺は今すこぶる機嫌が悪い。
言うまでもなく、誕生日の瑛茉と二人の時間を邪魔されているから。
「冷たいな〜!せっかくお兄と桐谷も連れてきてあげたのに!」
「…宇野、お前はまだアホだったのか」
せっかくの誕生日。
しかも親父の仕事の都合で両親不在。
来んなって言っておいたから三神も侑利もいない二人の時間を過ごしていたと言うのに。
「やだなぁ、アポとったじゃん」
「あ? “ 今から伊吹くんの家行くから出てきて! ” のどこがアポなんだよ。あいつが気づく前に帰れ」
クラッカーから飛び出してきた紙吹雪と紙テープを払う。
見ていただければ誰からでも分かると思うが、俺は今すこぶる機嫌が悪い。
言うまでもなく、誕生日の瑛茉と二人の時間を邪魔されているから。
「冷たいな〜!せっかくお兄と桐谷も連れてきてあげたのに!」
「…宇野、お前はまだアホだったのか」
せっかくの誕生日。
しかも親父の仕事の都合で両親不在。
来んなって言っておいたから三神も侑利もいない二人の時間を過ごしていたと言うのに。
「やだなぁ、アポとったじゃん」
「あ? “ 今から伊吹くんの家行くから出てきて! ” のどこがアポなんだよ。あいつが気づく前に帰れ」