君だけが、ずっと好き。
あれからというものの、私と伊吹の関係は変わらず。
…というか、変えられなかった。
変わったことがあるとするなら…
「天羽さん!三神さん!2人?よかったら俺らと一緒に回らない?」
「あー、このあと伊吹と侑利と合流するからいいや。」
なんて、由紀がサラリと断る。
…自分で言うのもなんだけど、人生最初で最後であろうモテ期が訪れたらしい。
いつまでも惨めに伊吹をおっかける私を見た神様が同情してるのかな…なんて。
この1ヶ月、ただ焦って何もしてなかったわけじゃない。
お化粧の勉強をして、髪の毛のアレンジもたくさん練習して、ダイエットをして。
垢抜けた!?って何人か言ってくれたんだ。
全部全部、伊吹のため。
そして、私のため。