君だけが、ずっと好き。
朝は起こしに来てくれて、一緒に学校に行って、授業中はこっそりお喋りして一緒に帰る。
伊吹の部屋で放課後の時間を制服のままダラダラ過ごしたり、一緒に夜ご飯もできなくなる。
「寂しい…」
ついに涙が目からこぼれおちて、私はそのまま力なく由紀に抱きついた。
気づけば、嗚咽が出てしまいそうなほど泣いていた。
「よしよし、分かった分かった。別に会おうと思えばいつでも会えるし、泊まりに行ってあげるからさ」
ぽんぽんと頭を撫でてくれる由紀の手はあたたかかった。
でも、この寂しさは誰かの肩を借りて縋り付くくらいでしかおさまりそうになくって。
「…は、瑛茉?どうした」
異変に気づいて伊吹も来てくれた。
その後ろからひょこっと覗く侑利くんも心配そうにしてくれてて。
あぁ、やっぱりこの場所が好き。
由紀が、侑利くんが、みんなが…
── 伊吹が、大好き。
伊吹の部屋で放課後の時間を制服のままダラダラ過ごしたり、一緒に夜ご飯もできなくなる。
「寂しい…」
ついに涙が目からこぼれおちて、私はそのまま力なく由紀に抱きついた。
気づけば、嗚咽が出てしまいそうなほど泣いていた。
「よしよし、分かった分かった。別に会おうと思えばいつでも会えるし、泊まりに行ってあげるからさ」
ぽんぽんと頭を撫でてくれる由紀の手はあたたかかった。
でも、この寂しさは誰かの肩を借りて縋り付くくらいでしかおさまりそうになくって。
「…は、瑛茉?どうした」
異変に気づいて伊吹も来てくれた。
その後ろからひょこっと覗く侑利くんも心配そうにしてくれてて。
あぁ、やっぱりこの場所が好き。
由紀が、侑利くんが、みんなが…
── 伊吹が、大好き。