君だけが、ずっと好き。
『──由紀、私…伊吹にもう一回、ちゃんと告白する』




そう決めたあの日、同時に決めたこと。




3キロ痩せて、可愛くなって、万全のコンディションで伊吹に好きって言う。




成功しても、ふられても、それが最後。


ふられたら、諦めよう。




せめて1ミリでも可愛くなろうという悪あがきでもある。




1ヶ月も間を開けたのは、心の準備がしたかったからだ。





…クリスマス。


私にとっての、決戦の日。





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