君だけが、ずっと好き。
少し伸びた髪は緩く巻かれ、化粧を施された小さな顔。


ブラウスは第2ボタンまで外されてスカートは太ももが見えるくらい短く折られている。




その姿でウロウロされるこっちの身にもなれ。




「それだけじゃないでしょう?あんたがそこまでイライラしてるのは他の男が瑛茉に寄り付いてるから」




例えばあれとか、なんて三神が目を向けた窓の外。


裏庭に向かい合って立つ瑛茉と男。




「…アイツ、この間も瑛茉に告ってた奴だよな」


「さすが、よく覚えてんじゃん。隣のクラスの田中くん。あれ、中田くんだったっけ」


「…どだちでもいい」




瑛茉に近づく男、全員ムカつく。それは変わんないから。




< 257 / 323 >

この作品をシェア

pagetop