君だけが、ずっと好き。
「まぁ、しょうがないね〜。前は瑛茉がずーっと伊吹にくっついてたから近づく男いなかったけど、今じゃ別れただの捨てられただの好き放題言われてるし」



「…そもそもつきあってない」




どいつもこいつも、勝手に噂しやがって。



捨てたも何も、告ってもないしフラれてもない。




「瑛茉に好きって言われたじゃん」


「…あんなの本気じゃないだろ。瑛茉の好きは兄弟とかに対する好きと変わんないだろうし」




1ヶ月ほど前、泣きじゃくる瑛茉を抱きしめてやった時のことだ。




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