君だけが、ずっと好き。
人生初めて、告白するんだ。



気合いのはいり方は例年とは全く違うんだ。





上手くいったら嬉しいし、上手くしかなかったらすっぱり諦める。


今日のために、毎日コツコツ努力してきたんだから…



頑張れ、天羽瑛茉。




── ピンポーン

「っ、はーい!」




来た…



「笑顔笑顔!」




両頬を手でパチンとたたいて私は玄関に向かった。




「いらっしゃい、メリークリスマス!伊吹!」


「おう」




ドアを開けるとそこに居たのは寒さで少し鼻を赤くした伊吹。


徒歩30秒なのに、まったく寒がりなんだから。




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