君だけが、ずっと好き。

「は、でもお前2年の時好きなやついるって…」


「い、伊吹のことだよ！そっちこそ、他校に好きな人いるって…」


「はぁ？他校だ？誰が言ったんだよ。あの頃の俺もお前しか眼中になかったっつの」




軽い言い合いのようになってしまったけど、私は目をぱちくり。



他校って言ってたって、誰かから聞いたんだ。


だからてっきり…




「一華さんのことじゃ…なかったの」



「はぁ？宇野？あれはなんでもねーよ。それにあいつ、俺に振られてすぐ桐谷のこと好きになって高校入ってからずっと付き合ってる」


「…へ！？」




桐谷くんと！？一華さんが！？付き合ってる！？




「で、でも！！一華さんと文化祭であった時、伊吹に会いに来たって…私の事、ライバルって言ってたもん」