君だけが、ずっと好き。
付き合ってからと言うものの、“ 伊吹の彼女 ” という肩書きが嬉しくて伊吹の家に入り浸っていた私。



いつもと変わらないな、たしかに。




「夜ご飯、何にしよっか」


「たこ焼きの気分」


「いいね、久しぶりに!タコパしよう!」




なんて、夫婦みたいな会話ににやにやしちゃう私。



…我ながらちょっときもい。




4月からは一人暮らしじゃなくて、伊吹と二人暮らしできたらいいのに、なんて。


最近は伊吹と一緒に住んでいる夢ばかり見るんだ。




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