君だけが、ずっと好き。
「…ババくさい」



「自分でもちょっと思ってる…」




まだギリギリJKブランドを持ってるはずなんだけどなぁ。


最近ちょっと運動しただけで全身痛くなるし、やっぱ歳とったのかな。




ガチャ

「たっだいまー!!瑛茉ちゃんいる!?」


「はぇ?」




ぱっと後ろを振り返ると、そこにいたのは…




真っ白なワンピース、薄茶色のフワフワのコート。


緩く巻かれた栗色のロングヘア。


すらっと背の高い女の人がドアの前に立っていた。




「…っ、あぁ!!芽衣ちゃん!」


「よっす、久しぶり!」




ニコッと微笑む美少女に私は勢いで立ち上がってしまった。




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