君だけが、ずっと好き。
「あ、瑛茉ちゃん!これももらって。もうひとつ私からプレゼント」



「え、何?開けてもいい?」




芽衣ちゃんから受け取ったのは細長い封筒だった。




「ううん、まだだめ。家帰ってから開けて!LIMEするから」




芽衣ちゃんはさあ行った行った!と私の背中をグイグイ押してドアの隙間からヒラヒラと手を振った。




「じゃあね〜」




パタンと天野家の玄関が閉まる時、ニコニコと笑う芽衣ちゃんは何故かとても嬉しそうに見えた。





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