君だけが、ずっと好き。
◇
「…じゃ、明日見送り来る。芽衣もきょうもどってくるから」
「うれしい!おじさんとおばさんにも会っておけてよかったよ。」
卒業式のあと、放課後はいつもと同じように伊吹の家ですごした。
おじさんとおばさんも、私が明日出発するからって聞いて早く帰ってきてくれて。
どうやら芽衣ちゃんもこっちにわざわざ帰ってきてくれるみたい。
「夜ご飯、一緒に食べれなくてごめんね」
「いいんだよ。今日くらいは家族で過ごせ」
ぽんぽんと頭を撫でてくれる伊吹の手にはやっぱりあたたかみがあった。
少し寂しいけど、まだ明日も会えるもんね。
「おやすみ、伊吹。」
「ああ。おやすみ、瑛茉」
ぱたん、と玄関のドアがしまった音と共に一筋涙が流れてしまったけど、私はそれに気付かないふりをした。
「…じゃ、明日見送り来る。芽衣もきょうもどってくるから」
「うれしい!おじさんとおばさんにも会っておけてよかったよ。」
卒業式のあと、放課後はいつもと同じように伊吹の家ですごした。
おじさんとおばさんも、私が明日出発するからって聞いて早く帰ってきてくれて。
どうやら芽衣ちゃんもこっちにわざわざ帰ってきてくれるみたい。
「夜ご飯、一緒に食べれなくてごめんね」
「いいんだよ。今日くらいは家族で過ごせ」
ぽんぽんと頭を撫でてくれる伊吹の手にはやっぱりあたたかみがあった。
少し寂しいけど、まだ明日も会えるもんね。
「おやすみ、伊吹。」
「ああ。おやすみ、瑛茉」
ぱたん、と玄関のドアがしまった音と共に一筋涙が流れてしまったけど、私はそれに気付かないふりをした。