君だけが、ずっと好き。
「同じクラスになれるといいね、伊吹!」




私は玄関ドアに手をかけてもう片手で伊吹にピースした。




「今年は1回も寝坊すんなよ、ねぼすけ瑛茉サン」




「起こしに来てくれるって信じてるから〜!じゃ、おやすみ!また明日!」




そう言って玄関ドアを閉める。




(あーあ、春休みももう終わりか。)




どっちかに用事がない限り毎日会っていた春休み。




好きな人に毎日会えて、充実しまくりだったな。




「 ── ま、私の片想いだけどね。」







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