君だけが、ずっと好き。
『え?家族旅行?そんなの今年はなしに決まってるじゃないの〜
瑛茉だけじゃなくて由瑛も受験生なんだから。』
今年はどこに行くの!?なんて私の浮かれた質問を、お母さんはバッサリと切り捨てて現実を突きつけた。
大阪とか北海道とか、色々調べてた私は絶望。
そして、今に至る。
「お前がなんて言おうと受験生に遊んでる時間はないってこと。
集中しないなら俺自分の部屋戻るよ」
「いやですダメですごめんなさい!伊吹いないと無理だよ〜!!見捨てないで!!」
「じゃあさっさと教科書を見る。問題を解く。」
そう言って伊吹は私の目の前に教科書を突きつけた。
瑛茉だけじゃなくて由瑛も受験生なんだから。』
今年はどこに行くの!?なんて私の浮かれた質問を、お母さんはバッサリと切り捨てて現実を突きつけた。
大阪とか北海道とか、色々調べてた私は絶望。
そして、今に至る。
「お前がなんて言おうと受験生に遊んでる時間はないってこと。
集中しないなら俺自分の部屋戻るよ」
「いやですダメですごめんなさい!伊吹いないと無理だよ〜!!見捨てないで!!」
「じゃあさっさと教科書を見る。問題を解く。」
そう言って伊吹は私の目の前に教科書を突きつけた。