君だけが、ずっと好き。
そう、私は今伊吹の家で一緒にお勉強をしている。
2人で使えるほど大きなテーブルは伊吹の部屋にはないから、リビングの大きなガラステーブルに向き合って。
ちなみにこれはテスト期間の恒例行事だ。
…なんて、本当は私がテスト期間でも伊吹と一緒にいるための口実。
どちらかと言えばついでは伊吹に勉強を見てもらうことの方だ。
「あ、伊吹。ここ教えてほしい」
「あぁ、ここは…」
伊吹は自分の勉強の手を止めて説明をしながら私のノートにサラサラと解説を書いてくれる。
学校がないから私服だし、髪もセットしてなければおまけにメガネ。
(オフモード伊吹、かっこよすぎてよだれでそう…!!)