オレンジ色に輝く校舎で〜君と見つめた最後の時間〜
あの日、
はじめて話をした時からたくさん話すようになった次の日から変わったんだ。
噂が噂を呼ぶのに時間はかからず、
気まずくなってしまった。
宇宙は秋葉が話さなくなったことを知ってか、よそよそしくなってしまったからか...
それでも話しかけてくれるけど、周りの女の子たちがコソコソ耳打ちする。
親友の深雪は知っているから、
すぐに聖夜クンに言ってくれていた。
『秋葉ちゃん4人で話そう?』
『聖夜クン。良いの?』
『宇宙と話せなくなりつつあるんだろう?』
『うん』
その日の夕暮れ時、
生徒玄関から離れた小屋で待ち合わせした4人。
隣にはいつものように深雪の姿。