オレンジ色に輝く校舎で〜君と見つめた最後の時間〜
『深雪...ありがとう』
『心苦しくなるでしょ?助けになるよ』
『みゆきぃーー...あっ。宇宙クンだっ。
笑顔が眩しいよっ』
『切り替えが早いんだからぁー』
遠くからでも分かる宇宙の笑顔は、
気まずくなってしまった秋葉の心を溶かしていく。
『よっ』
『やぁ』
『どこ行く?』
『UFOキャッチャーでも行かない?』
4人が行く先には、
たくさん並んだUFOキャッチャーがある場所。
『あっ、これ可愛い〜』
そう叫ぶ秋葉の側でお金を入れて、
手を動かす宇宙の横顔。
2回目...諦めかけた、その時_
『取れたっ! 秋葉ちゃん、これあげる』
そう言って手渡してくれていた、
惚れてたぬいぐるみ。