オレンジ色に輝く校舎で〜君と見つめた最後の時間〜





『宇宙、ウチら...別れましょう』


『秋葉、ごめん。
本当にごめん』



と、言って
たくさん謝り続けてきた宇宙。





宇宙本人は落ち込みながらも、
こう言ってきた...



『秋葉、別れよう。
俺は退学するけど楽しく笑って欲しい。
俺より、もっと優しい奴はいるよ。
幸せになって...』




違うよ。



宇宙がいるから笑顔でいられるんだもん。



優しい光を導いてくれるのは、宇宙だと思っていたんだもん。




幸せになんてなれない。



宇宙がいるから幸せなんだって思えるんだもん。





『宇宙がいるから幸せだし、笑っていられるんだもん。
宇宙以上に優しい光を導いてくれる相手なんていない...』


『秋葉...。最後の最後まで泣かせて悪かった。
笑顔にしてあげれんくて悪かった』
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