オレンジ色に輝く校舎で〜君と見つめた最後の時間〜





別れる間際、
悔しくてつらくて別れたくなくて...
宇宙の隣で流した涙。





好きだった...

大好きだった..





宇宙は、
それでも希良梨との間に幸せを作り続けていくんだよね。





『宇宙、幸せになってね...』


『秋葉、幸せになれるよ。秋葉なら。
ごめんな、ありがとう』



『さようなら』





その日の放課後、
退学届けを提出した宇宙。






学校から帰ってから、
たくさん泣いたときには...
スッキリしていたのに、翌朝の時間になってまた涙は出ていたっけ。




そう、学校に行ってから気づいた。




下駄箱に靴はなくなっていて、
机の中も空っぽ..,。
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