オレンジ色に輝く校舎で〜君と見つめた最後の時間〜
事実を目の当たりにしてから気づいた。
宇宙、辞めちゃったんだ...。
廊下には、
力がなくなってしまった同級生たちが話をしていた。
そう、
宇宙を好きだった子たちが哀しんでいる。
宇宙と付き合ってしまった当本人の希良梨は..,呆然と座り込んでいる。
“ 友達や親友になれない。
裏切ってしまった ”
って、希良梨が打ち明けてきたときから、
話も出来てない。
どうやって接したら良いのかすら浮かんで来なかった。
廊下で希良梨とすれ違う時
視線はぶつかったけど、お互いに距離がある。
恋愛が絡んだら、
本当に人は変わってしまう事を実感していた。