オレンジ色に輝く校舎で〜君と見つめた最後の時間〜
退学してから、
別れてから3か月なんだよね。
ある日の夕方
聖夜クンとふたり、街へと向かう。
街の中はクリスマス一色で、
クリスマスカラーが眩しく見えた。
クリスマスツリーや、
街中を歩いているカップルを見つめてばかり。
『良いなぁ、カップル...』
そう言って、
辺りを見渡す聖夜クンがいた。
視線がぶつかった時、
聖夜クンが前に漏らしたように呟く
『やっぱり付き合わないか?嫌か?』
嫌なわけじゃないけど、
宇宙と別れてまだ3か月しか過ぎてなかったことが理由。
『まだ3か月なんだよね、だから今はまだ...』