オレンジ色に輝く校舎で〜君と見つめた最後の時間〜





聖夜クンと付き合ってから1か月が過ぎた頃




聖夜クンは久しぶりに宇宙の話をしていた




『宇宙と希良梨、別れてしまったらしいぞ』


『えっ、嘘でしょ?』


『マジ。宇宙から聞いたから間違いない。
宇宙、クリスマスの日...街にいたんだって。
俺らを見かけたらしい...。
でも、俺は秋葉だからな。
離さないからな』





そう言って、
抱きしめてくるのは聖夜クンならではの愛情表現。





嬉しいけど、
やっぱりまだ未練が残っているよ。




宇宙が退学してしまった日から、
いろんなことがあった。



宇宙が退学してから、
この1か月で宇宙と付き合ってしまうって不思議。
< 138 / 249 >

この作品をシェア

pagetop