オレンジ色に輝く校舎で〜君と見つめた最後の時間〜
聖夜クンと付き合ってから1か月が過ぎた頃
聖夜クンは久しぶりに宇宙の話をしていた
『宇宙と希良梨、別れてしまったらしいぞ』
『えっ、嘘でしょ?』
『マジ。宇宙から聞いたから間違いない。
宇宙、クリスマスの日...街にいたんだって。
俺らを見かけたらしい...。
でも、俺は秋葉だからな。
離さないからな』
そう言って、
抱きしめてくるのは聖夜クンならではの愛情表現。
嬉しいけど、
やっぱりまだ未練が残っているよ。
宇宙が退学してしまった日から、
いろんなことがあった。
宇宙が退学してから、
この1か月で宇宙と付き合ってしまうって不思議。