オレンジ色に輝く校舎で〜君と見つめた最後の時間〜
『秋葉、その笑顔が好きなんだ。
俺、馬鹿なことばかりする。
でも、秋葉がいてくれたら..夢は見えてくると思う。
頑張れると思う。
だから、一緒にいて欲しい..』
『宇宙..ずっと一緒にいたい。
宇宙とずっと一緒にいたいよ、本当に。
秋葉も頑張れるから。
だから..だから..あっ、んんっあんっ..
チュッチュッ..』
雨がひどくなって来ている最中、
ふたりは抱きしめあった。
雨粒がたくさん降りしきる中、
何度か重ねたくちびる。
『秋葉、付き合って欲しい』
『宇宙..はい。お願いしても良いですか?』
『敬語かよ。お願いします』
別れてから半年、
ふたりはヨリを戻した。