オレンジ色に輝く校舎で〜君と見つめた最後の時間〜
好きなヒトを守るんだ_...
宇宙が漏らした一言。
この笑顔が好き...
この手が好き..
宇宙のすべてが好きだから、
笑顔をなくさないで欲しいよ。
この日も、
はじめて話をした日と同じようにオレンジ色の空が見える。
通りかかっただけの小さな小さな公園の近くの河川敷。
ふたりは隣り合わせになりながら、
沈みゆく夕陽と太陽を見つめていた。
寝転がる時、
隣にいた宇宙の横顔を見つめていた。
視線に気がついた宇宙が、
手招きを繰り返しているのにいけない秋葉。
『秋葉、おいでよ』
と、左手を伸ばしている宇宙の腕の上に頭を乗せて寝転がる。