オレンジ色に輝く校舎で〜君と見つめた最後の時間〜
成人式が終わり、
落ち着きを取り戻した頃..。
宇宙との間にはもう結婚の話になっている最中だった。
『いつになるかわからないけど結婚しようか』
『本当に?嬉しいなっ』
『同棲からはじめても構わないかな..』
『うん、そうしたい』
『了解。秋葉の両親がどう言うかわからないけど..』
きっと、きっと..大丈夫だよ。
宇宙との間に問題はないって、
この頃の秋葉は信じていたから。
両親との間に、
信頼できる人として宇宙がいた。
結婚..それは早いから、
もう少し頑張ってみなさい。
そうは言われたけど、
同棲しても構わないって言ってもらえた。