オレンジ色に輝く校舎で〜君と見つめた最後の時間〜
『どう言う事..⁉︎ なぜ美織ちゃんが..』
『分からない』
宇宙が聞いたけど分からない本当の話。
電話の近くには美織ちゃんの存在がある事を聞いてしまった。
違う日にまたしても春翔クンからの電話を受けていた宇宙。
『美織ちゃん、今..春翔に告白されているんだ。
春翔、深雪じゃなくて美織ちゃんのことが好きなんだって..』
『美織ちゃん⁉︎ 深雪のことは諦めたの⁉︎』
『分からないけど、らしい..』
深雪じゃなくて美織ちゃん..?
深雪のこと、あんなにも好きだったよね。
美織ちゃんは、
ずっと宇宙のことを追いかけたはずなのに..。