オレンジ色に輝く校舎で〜君と見つめた最後の時間〜



みんなが思い思いの時間を過ごす時間。



山ほどある花火もあっという間に終わり、
残りは線香花火と打ち上げ花火だけになっていたよね。



打ち上げ花火は、
思いのほか盛り上がった。




ギャーギャー騒ぐ6人は、
笑顔いっぱいに溢れていたし。




知らない面がたくさんあって、
宇宙の笑顔には惚れた。




ふたりだけだと見えない一面も、
たくさんの友達の中に光る宇宙の笑顔は違って見えた。





浅い川沿いに入って行く男の子3人の姿に、
秋葉と深雪と希良梨は笑い合う。



『お前らも来いよ!』



びしょ濡れになりながらも宇宙が秋葉の手を引いてしまった時には、すでに走りだしている。
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