オレンジ色に輝く校舎で〜君と見つめた最後の時間〜



気持ちを知って、
気遣ってくれているんだと思う。




秋葉と宇宙はふたりだけになって、
束の間の幸せな時間のハズだったけど...



お互いを意識するあまり、
話をすることができなくなっていたんだね。




この時から、
ふたりはお互いを意識するまでになっていたね。






なかなか帰ってこない4人と、
ずっと沈黙のまま待つふたり。




4人が戻ってきた時には、
30分ほどが立つ頃で遊び疲れた宇宙は...ソファーで寝そべっている。





『寝てるんだー、宇宙クン...』


『起きてるよっ』





美味しそうな食べ物の香りを嗅ぎつけ、
身体を起こす宇宙。
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