オレンジ色に輝く校舎で〜君と見つめた最後の時間〜
新学期がはじまり、
久しぶりの登校に胸を弾ませていた。
『おっはよう』
『おはよう』
前と変わらない挨拶をする時間。
『秋葉、おはよう』
『宇宙...おはよう』
秋葉のいる教室へと、
わざわざ挨拶をしにきてくれた宇宙。
この時、
教室には数人のクラスメイトがいたのに...。
クラスメイトがいる、
その前で頭をクシャクシャっと撫でて出て行く宇宙。
後ろの方には、
数人のクラスメイトがいる時間。
その中に、
クラスの女ボス的な存在の美織ちゃんがいる。
美織ちゃんのそばには、いつも取り巻きが3人。