オレンジ色に輝く校舎で〜君と見つめた最後の時間〜
この日から付き合いはじめたふたりは、
その場でキスを繰り返してしまった挙句の果て...
翌日の学校終わりの夕方、
はじめて男の子の家に行った。
宇宙の家に行ったとき、
宇宙の家にはお母さんと妹さんの琴乃ちゃんがいた。
『宇宙...彼女?』
『秋葉っていうんだ』
『可愛い子ね。ゆっくりしていってね』
紹介されて戸惑いを隠せない秋葉は、
チラチラと辺りを見渡していた。
『はい、お邪魔します』
何ひとつとして、
話せなかったけど今日は幸せだと思うようになった。
宇宙の部屋に入って、
腰掛けているときだったよ。
思いがけない事に躊躇いを感じるけど、
好きな人だから拒否はなかった。