オレンジ色に輝く校舎で〜君と見つめた最後の時間〜



付き合っての初日だった。





大好きな宇宙が秋葉を抱いてくれた。



ベッドに横たわると、
自然とふたりの唇は重なった。



それと同時に、
宇宙の手は下着や着ていた洋服を外しはじめていた。





ドクンドクン_...




鼓動が聞こえないか心配になっていた時、
ふたりははじめて身体の関係を持ったんだよね。





この日は、
幸せの絶頂期だった。




宇宙は家まで送ってくれたけど、
家までの距離は遠回りばかり。





『秋葉とずっと長くいたいから』



って、ストレートに目を見て伝えてくる宇宙。






『秋葉も同じく....』



『秋葉、明日は学校に来いよ。
朝、迎えに来るから...』


『無理しなくていいから』
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