オレンジ色に輝く校舎で〜君と見つめた最後の時間〜
『無理じゃない。
秋葉とずっといたいだけだから』
告白された日から、
ストレートにぶつけてくる気持ちに胸打たれる。
『ありがとう。おやすみなさい』
『秋葉、好きだよ』
『宇宙...苦しいよっ』
『秋葉が好き...』
『またね』
『またね。じゃねーよ...』
『またね。じゃなければ...んっっあっ...』
強引なキスをしてきた宇宙。
そんな宇宙から離れられないくらいにいたよ。
『秋葉を幸せにするから、おやすみ』
『おやすみなさい』
家の前の大通り沿いで交わしたキス。
車は普通に通るし、
行き交う人がジロジロと振り向く。