オレンジ色に輝く校舎で〜君と見つめた最後の時間〜
退院して、
学校へ行くのも毎日のように宇宙が連れだってくれたよ。
『ごめんなさい』
『うん。もう死んじゃいたいとか思うなよ。
俺が守るから。良いな?』
『うん』
俺様かっ⁈
宇宙って、
そんな性格だったっけ...?
学校に入って、
教室まで向かう最中のこと。
入院するまで、
ひたすら言われ続けた中傷誹謗。
しかし
久しぶりに登校する学校は違った。
それは
教室に入ってからの事だった。
『秋葉ぃ〜...おはよう』
『秋葉ぃ〜ごめんね』
って、
近づいてきてくれたのは...
早退するまで数日の間、
無視していたハズの希良梨と春翔クン。