オレンジ色に輝く校舎で〜君と見つめた最後の時間〜
『秋葉ぃ〜大丈夫?おはよう』
『秋葉っ、ごめんなぁ』
久しぶりに笑う最中、
教室に入って来た深雪と聖夜クン。
秋葉の机の周りに、
友達が集まってくれたのは久しぶりのこと。
何だか幸せを感じているのは...
秋葉だけだったのかなぁ。
昼休みになってから、
同じくして秋葉を泣かせ続けてきたり、
悩ませて来た美織ちゃんが来たんだもん。
『秋葉ちゃん』
『美織ちゃん⁉︎』
『うん...。』
いつも強気な感じで、
怖いイメージしかなかった美織ちゃんが下を俯いている...。
『どうしたの?』
『うん、ごめんね』
いつもの美織ちゃんじゃないよ。
強気なイメージの美織ちゃんはいなかった。