オレンジ色に輝く校舎で〜君と見つめた最後の時間〜
『友達は分かる。
親友でいたいんだよね、美織はね』
『うん、ありがとう』
そうとしか言えずにいる自分がいる。
親友かぁ...
身が重いんだよね。
これまでにされた事や、言われて来た事で傷ついたのは嘘じゃなかったからね。
傷ついた心は、
きっとだけど、いつまでたっても変わらない。
『美織ちゃん、秋葉...アタシも混ぜてよっ。
秋葉、アタシとも親友でいてくれる?』
そう言うのは、
同じように宇宙を好きでいた希良梨。
『希良梨。
うん、ふたりとも大好きな友達だよっ。
ずっと友達』
『親友じゃないのぉ?
いろいろごめんね』