オレンジ色に輝く校舎で〜君と見つめた最後の時間〜





『もういいって...。
仲良くさせてね』




そう言って話をしていた3人の姿を見て、
中に入って来たのは宇宙。





『もう大丈夫だよな。
秋葉を泣かせたら許さないからな』



『宇宙...』




宇宙を見つめていた時、
宇宙はこう言っていたよ




『秋葉に謝りたいって言うふたりがいたんだ。
だから、友達として大事に関わる約束をした』




って...。



ありがとう、宇宙。

ありがとう、希良梨と美織ちゃん。





親友になろうよ、って言葉。


本当は嬉しかった。



でも、
簡単に “ そうですか ” って、“うん。親友だよね ” とは、言えなかった。
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