オレンジ色に輝く校舎で〜君と見つめた最後の時間〜
桜道...
次は
散ってしまう前に、
美しい夜桜を見ようと思ってしまったっけ。
『ねぇ♪ 夜桜、見ない?』
『良いじゃん♪』
そう言って、
宇宙はすぐに反応を示してくれる。
その日のうちに...
ふたりは少し歩いていた場所の、桜が綺麗な公園に佇〈たたず〉む。
着いたときには、
本当に夕暮れ時だった。
夜桜、
その日のうちに見れて良かった。
『めっちゃ綺麗だねー』
『うん♪ 良かった。喜ぶ秋葉の笑顔が好きなんだ』
そう言ってくれる宇宙がいる限り、
笑っていたい。
『うん♪ ありがとう♪』