もしもこの世界がバラ色なら私は幸せなのでしょうか。
すぐに優しい夢から覚めた。


「おい、起きろ。」



あちこち痛む体をゆっくり起こして、まわりを見れば、



私の家...。



「今日は、なにして遊ぼうかしら。」


お母さんがそう言う。




両親は共働き。

お父さんは、警察官。

お母さんは、教育委員会の副会長。



そんな外見だけいい人たちのうらの顔を暴くことは、できないのだ。




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