もしもこの世界がバラ色なら私は幸せなのでしょうか。
それが最近すごく寂しい。



藍にとって俺はそんなに頼りない存在なのか



と、考えてしまう。



「奏くん元気でよかったな」

「うん、幸せそうだった」



車の中でその後会話が続くことは無かった。



家に戻っても


藍は全然喋らない。
< 162 / 266 >

この作品をシェア

pagetop