もしもこの世界がバラ色なら私は幸せなのでしょうか。

羨ましいな……


お互いを思い合える家族。



「そういうの、私にはなかったので、」



「羨ましくて。」



「健人の誕生日を祝うのも何年ぶりか…」



「お、親父……」



健人と莉奈ちゃんが戻ってきた。



なぜだか莉奈ちゃんは私にウインクをした



多分、気を利かせて健人を席から外してくれたんだと思う。


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