もしもこの世界がバラ色なら私は幸せなのでしょうか。
健人先生だ...。

どうして...?








こっちに向かってくる。



健人先生なのに、怖くて、殴られて、犯されるのかと思ってしまった。



「母さん、もうやめてやれ。」

恵さんが、健人先生のお母さん?

久しぶりって言ってたのは?


真っ白な頭では何も考えることができなかった。

「皆さん、これで分かりました?桜井家の両親の本来の姿です」


「藍ちゃんの弟の奏(kanade)くんしか愛していません。藍ちゃんを除け者扱いしています。」



「余計なことしてくれたわね!」



そう言って、


殴りかかろうとしてくる両親。




それを周りにいた人たちが止めているのを見たところで、私の意識は

プツリと切れた。
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