乳房星(たらちねぼし)・ドラマノベル版
【飾りじゃないのよ涙は】
時は、11月23日の午前10時半を過ぎた頃であった。
尾鷲市のたつろうさんの実家に、尾越(おこえ)の家の家族3人(美代子夫婦と麗彦)が再びやって来た。
11月13日に、てつろうがゆりこと再婚したいと言うたので、政子六郎夫婦は一度はショウダクした。
しかし、それから8日後にトラブルが発生した。
政子六郎夫婦が尾越の家の都合が悪くなったことを理由に、ゆりこと別れてくれとてつろうに言うたことが原因であった。
理由はふたつあった。
ひとつは、元彦が勤務している工場が大みそかを持って閉鎖することが決まった。
それに伴って、早期退職した。
早期退職後は、人材派遣会社の紹介で三陸女川にある水産加工工場へ転職することが決まった。
11月21日に、元彦はカバンひとつだけを持って家から出て行った。
住み込みで働くので、2度と実家へ帰ることはない…
もう一つの理由は、麗彦の年齢的な理由であった。
美代子は、近所の人から『男性の39歳と40歳は違うのよ…40歳過ぎたら結婚の条件が悪くなるのよ。』とあつかましく言われた。
せやけん、美代子は『麗彦が39歳のうちになんとかしないと…』と言うてひとりでオタオタオタオタオタオタおたついてばかりいた。
大広間に、政子六郎夫婦とてつろうとゆりこと美代子元史夫婦と麗彦の7人がいて話し合いをしていたけど、おだやかに話し合いができる状態ではなかった。
麗彦がてつろうをイカクする目つきでにらみつけていたことが元凶であった。
美代子は、てつろうに対してものすごくつらそうな声でお願いした。
「てつろうさん、ごめんなさい…こななこと言うてええんかどうか分からんけど…麗彦のためにゆりこさんと別れて…お願い…」
美代子は、てつろうに頭を下げてゆりこと別れてくれとお願いした。
しかし、てつろうは『なんで急にゆりこと別れてくれと言うのか…分からん!!』と言うてキョヒした。
政子は、てつろうにものすごくつらそうな声で言うた。
「てつろう、おかーさんたちはイジワルでゆりこさんと別れなさいといよんじゃないのよ…尾越の家の事情が変わったから別れてくれといよんよ…」
激怒したてつろうは、麗彦の左目をグーで殴りつけた。
(ガツーン!!)
「オドレ麗彦!!いて回したろか!?」
美代子が強烈な叫び声をあげた。
「ギャアアアアアアア!!」
麗彦は、仕返しにてつろうの鼻をグーで殴った。
「オドレ!!仕返しだ!!」
「麗彦やめて!!」
「やかましい!!てつろうが先に手出ししたけん、ボコボコにいて回したるんや!!ワーッ!!ワーッ!!」
このあと、てつろうと麗彦は表で暴れ回った。
「麗彦やめて!!」
美代子は、麗彦とてつろうを止めようとした。
しかし、双方がブチキレを起こしていたので止めることができなかった。
時は、夜10時50分頃であった。
またところ変わって、名古屋栄の伝馬町通りにあるディスコにて…
ド派手な服装の若者たちが、色とりどりの灯りが乱舞する大ステージで踊り狂っている。
スピーカーから、井上陽水さんの歌で『飾りじゃないのよ涙は』が大音量で流れていた。
ボコボコに傷ついた顔の麗彦は、カウンターのすみでビールを浴びるようにのんでいた。
この時、てつろうに対して激しい怒りを抱えていた。
てつろうは、永久にこらえへん…
そんな時であった。
「よーくぅーん~」
なんや…
またオンドレらか…
この時、シホちゃんとユーキちゃんとマヨちゃんとアキちゃんがリホちゃんを連れて麗彦のもとへやって来た。
シホちゃんたちは、麗彦の横にずうずうしく座ったあと、バーテンのニイチャンにアルコール類を頼んだ。
「ねぇ~、うちらにもビールチョーダーイ~」
5人にビールが行き渡ってしばらく時間が経過した時であった。
シホちゃんは、なれなれしい声で麗彦に言うた。
「よーくん、この傷どないしたんで?」
「(気乗りせえへん声で)ちょっと…近くでこけた…」
気乗りせえへん声で言うた麗彦に対して、ユーキちゃんは、ツッコミを入れた。
「ウソ言われん…誰どにどつき回されたんやろ?」
麗彦は、ますます気乗りせえへん声で『ああ、そうだよ…』と答えた。
マヨちゃんは、麗彦に言うた。
「相手は誰やねん?もしかしたら、うちがしってはるカレ?」
「(ますます気乗りせえへん声で)ちゃいまんねん…」
麗彦は、遠い親せきのどら息子にボコられたと言おうとしたが、言えなんだけん『ちゃいまんねん。』と返事した。
マヨちゃんは、麗彦になおもこう言うた。
「なんも心配することあらへんねん…マヨが話しつけとくけん…」
「話しつけとくけんって?」
「マヨの知人の元プロボクサーの男に頼んでお願いしとくけん。」
マヨちゃんは、麗彦に元プロボクサーの男に頼んでお願いしとくけんと言うた。
「よーくんをこなな目に遭わせた男は、マヨがボコボコにして、ドラム缶に押しこめてコンクリづめにして大阪湾にしずめたるけんね。」
それってどういうことやねん…
麗彦は、わけが分からずにコンワクした。
マヨちゃんのとなりにいるアキちゃんが、麗彦にこう言うた。
「よーくん。」
「なんぞぉ~」
「よーくんは、嫁はんほしいの?それとも、いらんの?」
「(ひねた声で)いらねえよ…」
「せやね…今の時分は、結婚したくてもできんことが多いけんムリよねぇ~」
「せやせや、ユーキもそない思うわ…どこぞの経営者が『不景気不景気…』とほざいとるけど、いよるテメーがヘージツゴルフやえらいさんとランチなんぞしよるけん、売り上げが上がらんのよ…」
「シホもそない思うわ…」
「よーくん、結婚なんぞやめてあっちに変えたら?」
「あっちって…」
「だーかーらー、Hするだけのカンケーよ。」
「せやせや。」
シホちゃんは、このあと一緒に連れて来たリホちゃんを麗彦に紹介した。
シホちゃんたちからリホちゃんを紹介された麗彦は、とまどいながらもリホちゃんとお話しをした。
2人は、なんらかの相性があったので、このあとラブホへ直行した。
日付が変わって、11月24日の朝5時過ぎであった。
またところ変わって、JR清洲駅の付近にあるラブホにて…
生まれたままの姿でベッドに横たわっている麗彦は、強烈なイビキをかいていた。
その時に、リホちゃんが麗彦のサイフの中身をあさっていた。
リホちゃんがサイフの中から万札5枚を抜き取って、自分のサイフにしまおうとした時であった。
目ざめた麗彦にその現場をみられたリホちゃんは、髪の毛をつかまれた。
「いたいいたいいたいいたい…」
「コラ!!今さっきオレのサイフからゼニ抜き取ってサイフの中にいれようとしたな!!」
「いたいいたい…よーくんいたい…」
「コラ!!返せ!!」
「返すわよぉ~返すから離してぇ~」
「ほんならこっちへよこせ!!」
「いたいいたいいたい…」
「コラ!!オレのサイフから抜き取ったゼニをどないしようとしたんぞ!?」
「いたいいたい…」
「正直に言え!!」
「いたいいたい…波止浜まで帰る電車賃…電車賃がないと困るのよぉ~」
「ふざけんな!!」
「いたいいたいいたい…新幹線としまなみ海道の高速バスのチケット代と今治駅から波止浜までのバス代がいるから離してぇ~」
(ブチッ!!)
麗彦の手をふりほどいたリホちゃんは、そのはずみで髪の毛がちぎれた。
「いたーい!!いたーい!!」
リホちゃんは、強烈な叫び声をあげた。
シルクのスリップ姿のリホちゃんは、麗彦にベッドに押さえ付けられたあと、平手打ちで顔を叩かれた。
(バシッ!!バシッ!!バシッ!!)
「いたい!!いたい!!いたい!!」
そして…
(ビリビリビリビリビリビリ!!)
リホちゃんは、シルクのスリップを麗彦に思い切り破かれた。
「ギャアアアアアアア!!」
リホちゃんは、このあと麗彦から激しい力で犯された。
それから300分後…
リホちゃんは、ベッドの上でぐすんぐすんと泣きじゃくった。
麗彦は、リホちゃんが所持していたエルメスのハンドバッグとディオールのアクセサリーなど貴金属品20点を強奪してその場から逃走した。
麗彦は、リホちゃんをレイプしている現場を、シホちゃんたち4人が部屋のどこかに隠れて撮影していたことを知らなかった。
そういうことで、麗彦はそのうちどえりゃー目に遭うだろう。
尾鷲市のたつろうさんの実家に、尾越(おこえ)の家の家族3人(美代子夫婦と麗彦)が再びやって来た。
11月13日に、てつろうがゆりこと再婚したいと言うたので、政子六郎夫婦は一度はショウダクした。
しかし、それから8日後にトラブルが発生した。
政子六郎夫婦が尾越の家の都合が悪くなったことを理由に、ゆりこと別れてくれとてつろうに言うたことが原因であった。
理由はふたつあった。
ひとつは、元彦が勤務している工場が大みそかを持って閉鎖することが決まった。
それに伴って、早期退職した。
早期退職後は、人材派遣会社の紹介で三陸女川にある水産加工工場へ転職することが決まった。
11月21日に、元彦はカバンひとつだけを持って家から出て行った。
住み込みで働くので、2度と実家へ帰ることはない…
もう一つの理由は、麗彦の年齢的な理由であった。
美代子は、近所の人から『男性の39歳と40歳は違うのよ…40歳過ぎたら結婚の条件が悪くなるのよ。』とあつかましく言われた。
せやけん、美代子は『麗彦が39歳のうちになんとかしないと…』と言うてひとりでオタオタオタオタオタオタおたついてばかりいた。
大広間に、政子六郎夫婦とてつろうとゆりこと美代子元史夫婦と麗彦の7人がいて話し合いをしていたけど、おだやかに話し合いができる状態ではなかった。
麗彦がてつろうをイカクする目つきでにらみつけていたことが元凶であった。
美代子は、てつろうに対してものすごくつらそうな声でお願いした。
「てつろうさん、ごめんなさい…こななこと言うてええんかどうか分からんけど…麗彦のためにゆりこさんと別れて…お願い…」
美代子は、てつろうに頭を下げてゆりこと別れてくれとお願いした。
しかし、てつろうは『なんで急にゆりこと別れてくれと言うのか…分からん!!』と言うてキョヒした。
政子は、てつろうにものすごくつらそうな声で言うた。
「てつろう、おかーさんたちはイジワルでゆりこさんと別れなさいといよんじゃないのよ…尾越の家の事情が変わったから別れてくれといよんよ…」
激怒したてつろうは、麗彦の左目をグーで殴りつけた。
(ガツーン!!)
「オドレ麗彦!!いて回したろか!?」
美代子が強烈な叫び声をあげた。
「ギャアアアアアアア!!」
麗彦は、仕返しにてつろうの鼻をグーで殴った。
「オドレ!!仕返しだ!!」
「麗彦やめて!!」
「やかましい!!てつろうが先に手出ししたけん、ボコボコにいて回したるんや!!ワーッ!!ワーッ!!」
このあと、てつろうと麗彦は表で暴れ回った。
「麗彦やめて!!」
美代子は、麗彦とてつろうを止めようとした。
しかし、双方がブチキレを起こしていたので止めることができなかった。
時は、夜10時50分頃であった。
またところ変わって、名古屋栄の伝馬町通りにあるディスコにて…
ド派手な服装の若者たちが、色とりどりの灯りが乱舞する大ステージで踊り狂っている。
スピーカーから、井上陽水さんの歌で『飾りじゃないのよ涙は』が大音量で流れていた。
ボコボコに傷ついた顔の麗彦は、カウンターのすみでビールを浴びるようにのんでいた。
この時、てつろうに対して激しい怒りを抱えていた。
てつろうは、永久にこらえへん…
そんな時であった。
「よーくぅーん~」
なんや…
またオンドレらか…
この時、シホちゃんとユーキちゃんとマヨちゃんとアキちゃんがリホちゃんを連れて麗彦のもとへやって来た。
シホちゃんたちは、麗彦の横にずうずうしく座ったあと、バーテンのニイチャンにアルコール類を頼んだ。
「ねぇ~、うちらにもビールチョーダーイ~」
5人にビールが行き渡ってしばらく時間が経過した時であった。
シホちゃんは、なれなれしい声で麗彦に言うた。
「よーくん、この傷どないしたんで?」
「(気乗りせえへん声で)ちょっと…近くでこけた…」
気乗りせえへん声で言うた麗彦に対して、ユーキちゃんは、ツッコミを入れた。
「ウソ言われん…誰どにどつき回されたんやろ?」
麗彦は、ますます気乗りせえへん声で『ああ、そうだよ…』と答えた。
マヨちゃんは、麗彦に言うた。
「相手は誰やねん?もしかしたら、うちがしってはるカレ?」
「(ますます気乗りせえへん声で)ちゃいまんねん…」
麗彦は、遠い親せきのどら息子にボコられたと言おうとしたが、言えなんだけん『ちゃいまんねん。』と返事した。
マヨちゃんは、麗彦になおもこう言うた。
「なんも心配することあらへんねん…マヨが話しつけとくけん…」
「話しつけとくけんって?」
「マヨの知人の元プロボクサーの男に頼んでお願いしとくけん。」
マヨちゃんは、麗彦に元プロボクサーの男に頼んでお願いしとくけんと言うた。
「よーくんをこなな目に遭わせた男は、マヨがボコボコにして、ドラム缶に押しこめてコンクリづめにして大阪湾にしずめたるけんね。」
それってどういうことやねん…
麗彦は、わけが分からずにコンワクした。
マヨちゃんのとなりにいるアキちゃんが、麗彦にこう言うた。
「よーくん。」
「なんぞぉ~」
「よーくんは、嫁はんほしいの?それとも、いらんの?」
「(ひねた声で)いらねえよ…」
「せやね…今の時分は、結婚したくてもできんことが多いけんムリよねぇ~」
「せやせや、ユーキもそない思うわ…どこぞの経営者が『不景気不景気…』とほざいとるけど、いよるテメーがヘージツゴルフやえらいさんとランチなんぞしよるけん、売り上げが上がらんのよ…」
「シホもそない思うわ…」
「よーくん、結婚なんぞやめてあっちに変えたら?」
「あっちって…」
「だーかーらー、Hするだけのカンケーよ。」
「せやせや。」
シホちゃんは、このあと一緒に連れて来たリホちゃんを麗彦に紹介した。
シホちゃんたちからリホちゃんを紹介された麗彦は、とまどいながらもリホちゃんとお話しをした。
2人は、なんらかの相性があったので、このあとラブホへ直行した。
日付が変わって、11月24日の朝5時過ぎであった。
またところ変わって、JR清洲駅の付近にあるラブホにて…
生まれたままの姿でベッドに横たわっている麗彦は、強烈なイビキをかいていた。
その時に、リホちゃんが麗彦のサイフの中身をあさっていた。
リホちゃんがサイフの中から万札5枚を抜き取って、自分のサイフにしまおうとした時であった。
目ざめた麗彦にその現場をみられたリホちゃんは、髪の毛をつかまれた。
「いたいいたいいたいいたい…」
「コラ!!今さっきオレのサイフからゼニ抜き取ってサイフの中にいれようとしたな!!」
「いたいいたい…よーくんいたい…」
「コラ!!返せ!!」
「返すわよぉ~返すから離してぇ~」
「ほんならこっちへよこせ!!」
「いたいいたいいたい…」
「コラ!!オレのサイフから抜き取ったゼニをどないしようとしたんぞ!?」
「いたいいたい…」
「正直に言え!!」
「いたいいたい…波止浜まで帰る電車賃…電車賃がないと困るのよぉ~」
「ふざけんな!!」
「いたいいたいいたい…新幹線としまなみ海道の高速バスのチケット代と今治駅から波止浜までのバス代がいるから離してぇ~」
(ブチッ!!)
麗彦の手をふりほどいたリホちゃんは、そのはずみで髪の毛がちぎれた。
「いたーい!!いたーい!!」
リホちゃんは、強烈な叫び声をあげた。
シルクのスリップ姿のリホちゃんは、麗彦にベッドに押さえ付けられたあと、平手打ちで顔を叩かれた。
(バシッ!!バシッ!!バシッ!!)
「いたい!!いたい!!いたい!!」
そして…
(ビリビリビリビリビリビリ!!)
リホちゃんは、シルクのスリップを麗彦に思い切り破かれた。
「ギャアアアアアアア!!」
リホちゃんは、このあと麗彦から激しい力で犯された。
それから300分後…
リホちゃんは、ベッドの上でぐすんぐすんと泣きじゃくった。
麗彦は、リホちゃんが所持していたエルメスのハンドバッグとディオールのアクセサリーなど貴金属品20点を強奪してその場から逃走した。
麗彦は、リホちゃんをレイプしている現場を、シホちゃんたち4人が部屋のどこかに隠れて撮影していたことを知らなかった。
そういうことで、麗彦はそのうちどえりゃー目に遭うだろう。