乳房星(たらちねぼし)・ドラマノベル版
【雪の華・その2】
12月23日午後1時頃、最後の部屋作りを終えたA班のメンバーたちは、貨物専用のポートに停泊しているいまぞう(今治造船)の大型タンカーに乗って再び旅に出た。
タンカーは、ヤマイエン島の超特大豪邸を出発したあとデンマーク海峡を通って大西洋へ出た。
午後3時半頃、大型タンカーがアメリカ合衆国・ノースカロライナ州沖の大西洋に到着した。
同時に、タンカーのデッキのヘリポートに大型ヘリコプターが着地した。
A班のメンバーたちは、大型ヘリコプターに乗り換えて再び旅に出た。
タンカーは、パナマ運河を通って今治市へ向かう。
A班のメンバーたちが乗っている大型ヘリコプターは、夕方4時10分頃にワシントンDCのダレス国際空港に到着した。
ヘリコプターを降りたA班のメンバーたちは、B・C・Dの3班のメンバーたちと合流した。
夕方6時10分頃、全メンバーたちが乗り込んだ専用機が夜空へ向かって飛び立った。
専用機は、ワシントン・ダレス国際空港を出発したあとアメリカ合衆国本土を横断して太平洋へ抜けた。
アメリカ太平洋時間12月24日朝10時頃、全メンバーたちが乗っている専用機がハワイ・オアフ島のダニエル・K・イノウエ国際空港に到着した。
専用機を降りた全メンバーたちは、歩いてVIP専用ロビーへ向かった。
全メンバーたちは、ロビーの入り口でなみさんと会った。
アロハシャツ姿のなみさんは、全メンバーたちに大きく手をふって呼んでいる。
「よーくぅーん~」
「なみさん。」
「よーくん、おっきなったねぇ~」
「はっ、おかげさまで…おっきくなりました。」
「せやね…クリスマス休暇は、こっちで過ごすのね。」
「あっ、はい。」
「あのねぇ、きょうはみんなにみしたいものがあるんよ~」
なみさんは、むじゃきな表情で全メンバーたちに言うた。
このあと、なみさんと一緒に特大バスに乗ってドライブに出た。
なみさんは、高松の理容院をやめたあとホノルル中心部でSK-Ⅱサロンを兼ねたパーマ屋さんを始めた。
住まいは、内陸部のワヒアリの一等地に特大豪邸を建てた。
近く、2号店を出店する予定もある。
話は変わって…
全メンバーたちとなみさんが乗っている特大バスは空港を出発してから50分後にワイキキビーチの近くにあるセント・オーガスチン教会に着いた。
全メンバーたちは、なみさんと一緒にバスを降りたあとチャペルに入った。
全メンバーたちが席についた時、チャペル内にパイプオルガンの音色が響いた。
しばらくして、チャペルの中央に白いウェディングドレス姿の花嫁さんがゆっくりとした足取りで私たちのもとにやって来た。
花嫁さん…
なみさんは、なんで私たちに花嫁さんをみせるのかなぁ~
ワケが分からなくなった私は、ひどくコンワクしていた。
花嫁さんの結婚相手は、どこにいるのか…
それとも…
私に嫁はんもらえと言いたいのかなぁ~
そこへ、なみさんがやって来た。
私は、なみさんに花嫁さんのことをたずねた。
「なみさん。」
「なあによーくん。」
「花嫁さんの相手の人は?」
「(のんきな声で)いるわよ。」
「いるって…」
その時、白のタキシード姿の男性がチャペルに入った。
なみさんは、全メンバーたちに男性を紹介した。
「紹介するわね…なみのたったひとりの息子の直也よ。」
男性は、なみさんの最初のダンナの息子さんで直也さん(30歳・総合商社勤務)であった。
花嫁さんは、のちに私たちイワマツグループのメンバーに加える近永すみれさんである。
直也さんとすみれさんは、共通の知人の紹介で出会った。
私の誕生日(11月30日)にふたりは入籍した。
なみさんの紹介のあと、神前結婚式が挙行された。
ふたりは、手をつないで神父さんの前に立った。
神父さんの前で結婚をちかい、ブライダルリングを互いの薬指につけた。
ふたりは、全メンバーたちの前でちかいのキスを交わした。
結婚…
結婚したい…
ほやけど…
私には…
相手がいてへん…
どないしようか…
これから先…
タンカーは、ヤマイエン島の超特大豪邸を出発したあとデンマーク海峡を通って大西洋へ出た。
午後3時半頃、大型タンカーがアメリカ合衆国・ノースカロライナ州沖の大西洋に到着した。
同時に、タンカーのデッキのヘリポートに大型ヘリコプターが着地した。
A班のメンバーたちは、大型ヘリコプターに乗り換えて再び旅に出た。
タンカーは、パナマ運河を通って今治市へ向かう。
A班のメンバーたちが乗っている大型ヘリコプターは、夕方4時10分頃にワシントンDCのダレス国際空港に到着した。
ヘリコプターを降りたA班のメンバーたちは、B・C・Dの3班のメンバーたちと合流した。
夕方6時10分頃、全メンバーたちが乗り込んだ専用機が夜空へ向かって飛び立った。
専用機は、ワシントン・ダレス国際空港を出発したあとアメリカ合衆国本土を横断して太平洋へ抜けた。
アメリカ太平洋時間12月24日朝10時頃、全メンバーたちが乗っている専用機がハワイ・オアフ島のダニエル・K・イノウエ国際空港に到着した。
専用機を降りた全メンバーたちは、歩いてVIP専用ロビーへ向かった。
全メンバーたちは、ロビーの入り口でなみさんと会った。
アロハシャツ姿のなみさんは、全メンバーたちに大きく手をふって呼んでいる。
「よーくぅーん~」
「なみさん。」
「よーくん、おっきなったねぇ~」
「はっ、おかげさまで…おっきくなりました。」
「せやね…クリスマス休暇は、こっちで過ごすのね。」
「あっ、はい。」
「あのねぇ、きょうはみんなにみしたいものがあるんよ~」
なみさんは、むじゃきな表情で全メンバーたちに言うた。
このあと、なみさんと一緒に特大バスに乗ってドライブに出た。
なみさんは、高松の理容院をやめたあとホノルル中心部でSK-Ⅱサロンを兼ねたパーマ屋さんを始めた。
住まいは、内陸部のワヒアリの一等地に特大豪邸を建てた。
近く、2号店を出店する予定もある。
話は変わって…
全メンバーたちとなみさんが乗っている特大バスは空港を出発してから50分後にワイキキビーチの近くにあるセント・オーガスチン教会に着いた。
全メンバーたちは、なみさんと一緒にバスを降りたあとチャペルに入った。
全メンバーたちが席についた時、チャペル内にパイプオルガンの音色が響いた。
しばらくして、チャペルの中央に白いウェディングドレス姿の花嫁さんがゆっくりとした足取りで私たちのもとにやって来た。
花嫁さん…
なみさんは、なんで私たちに花嫁さんをみせるのかなぁ~
ワケが分からなくなった私は、ひどくコンワクしていた。
花嫁さんの結婚相手は、どこにいるのか…
それとも…
私に嫁はんもらえと言いたいのかなぁ~
そこへ、なみさんがやって来た。
私は、なみさんに花嫁さんのことをたずねた。
「なみさん。」
「なあによーくん。」
「花嫁さんの相手の人は?」
「(のんきな声で)いるわよ。」
「いるって…」
その時、白のタキシード姿の男性がチャペルに入った。
なみさんは、全メンバーたちに男性を紹介した。
「紹介するわね…なみのたったひとりの息子の直也よ。」
男性は、なみさんの最初のダンナの息子さんで直也さん(30歳・総合商社勤務)であった。
花嫁さんは、のちに私たちイワマツグループのメンバーに加える近永すみれさんである。
直也さんとすみれさんは、共通の知人の紹介で出会った。
私の誕生日(11月30日)にふたりは入籍した。
なみさんの紹介のあと、神前結婚式が挙行された。
ふたりは、手をつないで神父さんの前に立った。
神父さんの前で結婚をちかい、ブライダルリングを互いの薬指につけた。
ふたりは、全メンバーたちの前でちかいのキスを交わした。
結婚…
結婚したい…
ほやけど…
私には…
相手がいてへん…
どないしようか…
これから先…