乳房星（たらちねぼし）・ドラマノベル版

【勝手にしやがれ】

アイルランドでのお仕事を終えたＡ班のメンバーたちは、再び専用機に乗って旅に出た。

専用機は、アイルランドからポルトガルを経由して大西洋～アメリカ合衆国本土を通って太平洋に出た。

１月29日朝８時頃、Ａ班のメンバーたちが乗っている専用機が福岡空港に到着した。

専用機を降りたメンバーたちは、ＶＩＰ専用のロビーへ移動した。

ロビーに到着したあと、メンバーたちは新しくメンバーに加入するすみれさんの到着を待ちながら仕事を続ける。

それから60分後のことであった。

ところ変わって、成田空港にて…

すみれさんと直也さんは、ここから旅に出る予定である。

すみれさんは、９時半発の福岡行きの全日空機に乗って旅に出る。

直也さんは、それから90分後に出発するアシアナ航空機に乗って韓国へ向かう。

この時、すみれさんが乗る飛行機のトウジョウする時間が来た。

大きめのスーツケースを持っているすみれさんは、直也さんに声をかけた。

「直也、行って来るね。」
「ああ、オレも韓国で新しいお仕事をがんばるよ。」

その後、大きめのスーツケースを持っているすみれさんはトウジョウ口につづく通路を歩いて飛行機へ向かった。

(ゴーッ)

すみれさんが乗っている全日空機は、定刻通りに成田空港から出発した。

すみれさんが出発してから数分後のことであった。

「直也。」
「ああ。」

直也さんの前に大学時代につき合っていた元カノがやって来た。

「奧さんは？」
「(ニヤニヤした表情で)ああ、旅立ったよ。」
「うふふ…それじゃあ行こうか…」

直也さんが韓国へ行くと言うのはウソだった。

引き継ぎをしたと言うのも、大ウソだった。

直也さんは、元カノと成田空港から出たあと行方をくらませた。

同時に、直也さんのパスポートの有効期限が切れたので海外へ行くことができなくなった。

すみれさんが乗っている全日空機は、11時頃に福岡空港に到着した。

Ａ班のメンバーたちとすみれさんがＶＩＰ専用ロビーで合流した。

午後１時頃、Ａ班のメンバーたちとすみれさんが乗った専用機が福岡空港から出発した。

専用機は、九州北部から四国・紀伊半島の上空を通って太平洋に出たあと、日付変更線の向こう側へ向かった。