乳房星(たらちねぼし)・ドラマノベル版
【般若(おに)の恋】
時は、午後2時半頃だったと思う。
ところ変わって、松山市古川北にあるスタバにて…
けんちゃんは、シホちゃんとユーキちゃんとアキちゃんとマヨちゃんの4人といた。
テーブルの上には、トールサイズのドリップコーヒーとアップルタルトが置かれている。
けんちゃんは、4人にゆりこの胎内にいる赤ちゃんのことをたずねた。
そしたらシホちゃんがアメージング(衝撃的)な言葉をけんちゃんに言うた。
「あのねけんちゃん…シホねぇ…ゆりこちゃんがハートマーケットのプリカを買いよるところをみたんよ。」
「ハートマーケット…ハートマーケットってなんぞぉ~?」
「テレクラよテ・レ・ク・ラ…」
「テレクラ…なんでゆりこちゃんはテレクラにてぇつけたんで?」
けんちゃんの問いに対して、ユーキちゃんはケーソツな声で答えた。
「ゆりこちゃんねぇ、てつろうさんと結婚したいと思って準備してたけどねぇ~…途中でやめたみたいよ。」
「それで、テレクラにてぇつけたと言うのか…」
「そうよ。」
マヨちゃんは、ヴィセ(コーセー)のアイシャドウのコンパクトを開いて、まぶたにアイシャドウを塗りながらけんちゃんに言うた。
「ゆりこちゃん、『てつろうさんが学会で表彰されたあと、アレコレとスケジュールか入ったけん会えんなった…』っていよったよ…ほやけど、なーんかうそくさいなとおもとんよ。」
マヨちゃんの横にいるアキちゃんは、食べかけのアップルタルトのリンゴを食べてからけんちゃんに言うた。
「てつろうさんは、ゆりこちゃんにスケジュールか立て込んでいるとウソついて、違う女に浮気しよると思うわ。」
「マヨもそない思うわ。」
「ユーキもぉ。」
「まさか…ほな、てつろうさんは大学の研究所にいることは、真っ赤なウソだと…言うこと?」
けんちゃんが言うた言葉に対して、シホちゃんはケーソツな声でけんちゃんに言い返した。
「そんなん決まってはるでしょう…てつろうさんはね、実家へ帰るのがイヤだから親きょうだいに研究したいことがあるから大学院へ進学するとウソついて、卒業する時期をずるずると伸ばしよんよ。」
「ユーキもそない思うわ。」
「マヨもぉ~」
「アキもぉ~」
けんちゃんは、コンワクした声でシホちゃんたちに言うた。
「それはもうええけん、ゆりこちゃんの胎内の赤ちゃんのことについて話してーな~」
けんちゃんの問いに対して、ユーキちゃんはめんどくさい声で答えた。
「だからぁ~、ゆりこちゃんの胎内にいる赤ちゃんのテテオヤはテレクラで会うた行きずりの男の子供よ…ただそれだけのことよ。」
「そんなぁ~」
ユーキちゃんがひどくあいまいな答えを言うたので、けんちゃんはますます煮えきらない表情を浮かべた。
シホちゃんは、けんちゃんにゆりこがテレクラで知り合った男と竹ヶ島(徳島県海陽町)で心中をはかったあと、潮流(しお)に流されて三重県尾鷲市の川岸に打ち上げられたと話した。
それを聞いたけんちゃんは、ひどくおたついた声で4人に言うた。
「オレ…今から行って来る。」
「行って来るって、どこへ行くのよぉ…」
「尾鷲に行って来る!!」
けんちゃんは、4人に尾鷲に行くと伝えたあと猛ダッシュで店から飛び出した。
(ピーッ、ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…)
けんちゃんは、JR松山駅から特急しおかぜと新幹線のぞみに乗り継いで新大阪駅まで行った。
新大阪駅には夜遅くに着いた。
この時間、南紀方面へ行く特急列車はすでに出発したので、在来線を乗り継いで和歌山駅まで行った。
和歌山駅に到着したあと、けんちゃんは名古屋方面へ向かう長距離トラックをヒッチハイクして尾鷲市へ向かった。
けんちゃんが尾鷲市に着いたのは、10月8日頃だったと思う。
ところ変わって、松山市古川北にあるスタバにて…
けんちゃんは、シホちゃんとユーキちゃんとアキちゃんとマヨちゃんの4人といた。
テーブルの上には、トールサイズのドリップコーヒーとアップルタルトが置かれている。
けんちゃんは、4人にゆりこの胎内にいる赤ちゃんのことをたずねた。
そしたらシホちゃんがアメージング(衝撃的)な言葉をけんちゃんに言うた。
「あのねけんちゃん…シホねぇ…ゆりこちゃんがハートマーケットのプリカを買いよるところをみたんよ。」
「ハートマーケット…ハートマーケットってなんぞぉ~?」
「テレクラよテ・レ・ク・ラ…」
「テレクラ…なんでゆりこちゃんはテレクラにてぇつけたんで?」
けんちゃんの問いに対して、ユーキちゃんはケーソツな声で答えた。
「ゆりこちゃんねぇ、てつろうさんと結婚したいと思って準備してたけどねぇ~…途中でやめたみたいよ。」
「それで、テレクラにてぇつけたと言うのか…」
「そうよ。」
マヨちゃんは、ヴィセ(コーセー)のアイシャドウのコンパクトを開いて、まぶたにアイシャドウを塗りながらけんちゃんに言うた。
「ゆりこちゃん、『てつろうさんが学会で表彰されたあと、アレコレとスケジュールか入ったけん会えんなった…』っていよったよ…ほやけど、なーんかうそくさいなとおもとんよ。」
マヨちゃんの横にいるアキちゃんは、食べかけのアップルタルトのリンゴを食べてからけんちゃんに言うた。
「てつろうさんは、ゆりこちゃんにスケジュールか立て込んでいるとウソついて、違う女に浮気しよると思うわ。」
「マヨもそない思うわ。」
「ユーキもぉ。」
「まさか…ほな、てつろうさんは大学の研究所にいることは、真っ赤なウソだと…言うこと?」
けんちゃんが言うた言葉に対して、シホちゃんはケーソツな声でけんちゃんに言い返した。
「そんなん決まってはるでしょう…てつろうさんはね、実家へ帰るのがイヤだから親きょうだいに研究したいことがあるから大学院へ進学するとウソついて、卒業する時期をずるずると伸ばしよんよ。」
「ユーキもそない思うわ。」
「マヨもぉ~」
「アキもぉ~」
けんちゃんは、コンワクした声でシホちゃんたちに言うた。
「それはもうええけん、ゆりこちゃんの胎内の赤ちゃんのことについて話してーな~」
けんちゃんの問いに対して、ユーキちゃんはめんどくさい声で答えた。
「だからぁ~、ゆりこちゃんの胎内にいる赤ちゃんのテテオヤはテレクラで会うた行きずりの男の子供よ…ただそれだけのことよ。」
「そんなぁ~」
ユーキちゃんがひどくあいまいな答えを言うたので、けんちゃんはますます煮えきらない表情を浮かべた。
シホちゃんは、けんちゃんにゆりこがテレクラで知り合った男と竹ヶ島(徳島県海陽町)で心中をはかったあと、潮流(しお)に流されて三重県尾鷲市の川岸に打ち上げられたと話した。
それを聞いたけんちゃんは、ひどくおたついた声で4人に言うた。
「オレ…今から行って来る。」
「行って来るって、どこへ行くのよぉ…」
「尾鷲に行って来る!!」
けんちゃんは、4人に尾鷲に行くと伝えたあと猛ダッシュで店から飛び出した。
(ピーッ、ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…)
けんちゃんは、JR松山駅から特急しおかぜと新幹線のぞみに乗り継いで新大阪駅まで行った。
新大阪駅には夜遅くに着いた。
この時間、南紀方面へ行く特急列車はすでに出発したので、在来線を乗り継いで和歌山駅まで行った。
和歌山駅に到着したあと、けんちゃんは名古屋方面へ向かう長距離トラックをヒッチハイクして尾鷲市へ向かった。
けんちゃんが尾鷲市に着いたのは、10月8日頃だったと思う。