乳房星(たらちねぼし)・ドラマノベル版
【夢のつづき】
けんちゃんに助けられたてつろうは、けんちゃんの男気にほれたのでけんちゃんにお供させてくださいとお願いした。
けんちゃんは、てつろうを放っておくことができないので連れてゆくことにした。
けんちゃんとてつろうでゆみさんから課せられたノルマ達成に向けて旅に出たけど、大丈夫かいのぉ~
時は6月6日の午後3時過ぎのことであった。
ところ変わって、高松市屋島中町のなみさんが働いている理容院にて…
なみさんは、お客さまの散髪を終えたあとレジでおかんじょうをしていた。
女性店員さんとあさみさんは、お客さまの散髪をしている。
あらたさんは、お客さまのアイロンパーマをしている。
ユーセンのスピーカーから、村下孝蔵さんの歌で『夢のつづき』が流れている。
(ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!)
この時、ウグイス色のプッシュホンの着信ベルが鳴った。
「あなた!!電話に出てよ!!」
「分かったよぅ~」
あさみさんにどやされたあらたさんは、ブツブツ言いながら電話に出る。
「はい、十川理容院でございます。」
ところ変わって、JR宇野駅の待合室にて…
けんちゃんは、緑のカード式の公衆電話から十川理容院へ電話をした。
けんちゃんの後ろにてつろうがいる。
「もしもし、布師田ですがなみさんいてはりまっか?…大至急なみさんに変わってください…お願いします…」
ほどなくして、なみさんが電話に出た。
「もしもしなみさん…布師田でございます…ごぶさたしてはります…」
なみさんは、むじゃきな声で受話器ごしにいるけんちゃんに言うた。
「けんちゃん、久しぶりやねぇ~元気だった~…今、どこにおるん?…宇野…」
なみさんは、受話器ごしにいるけんちゃんにふざけた声で言うた。
「ああ、中日ドラゴンズの背番号7でおでこにボールゴツーンのあれね。」
「それは宇野勝さんですよ!!…ぼくがいよんのは岡山県の宇野ですよ!!」
「ああ、分かったわ…ウェディングドレスをプロデュースしたタレントさんよね~」
「それは神田うのさんです!!…なみさん!!岡山県の宇野ですよ!!」
なみさんは、なおも面白半分に言うた。
「ああ、男の子の髪につけるムースよね。」
「それは(資生堂の)ウーノ!!…あのね!!ぼくは今岡山県におるんよ!!」
「なんや、すぐ向かいやん…それならそうと言えばええのに…」
「なみさん、すぐにメモしてや!!」
「メモね…いいわよ。」
けんちゃんは、なみさんに伝言を伝えた。
「分かったわ…伝えておくわ。」
メモを終えたなみさんは、メモ用紙に記載された場所に電話をかけた。
(ジリリリリリリン…)
ところ変わって、松山市恵原町の庄屋の家にて…
いうまでもなく、たつろうさんの嫁はんカタの実家である。
ハンドル式の黒電話のベルが鳴り響いている。
たつろうさんの次女が電話に出た。
「はい、小関でちゅ…」
なみさんは、切迫詰まった声で言うた。
「もしもしおじょうちゃん、おうちの人と変わってもらえる?」
たつろうさんの次女は、むじゃきな声で受話器ごしにいるなみさんに言うた。
「もちもち…あのね、今日ねぇ、幼稚園でこんなことがあったのよ。」
受話器ごしにいるなみさんは、ものすごく困った声で言うた。
「おじょうちゃん、今おねーちゃんは急いどんよ…おじょうちゃんのお話しを聞くことができんねん…『どうしてぇ~』と言われても困るのよ…大至急おうちの人に変わってよぉ~」
たつろうさんの次女は、なおもワガママをこねた。
「イヤ!!お話し聞いてよ!!幼稚園でこんなことがあったのよ!!」
そこへ、テニスウェア姿のたつろうさんの嫁はんがやって来て、次女から受話器を無理やり取り上げた。
「(たつろうさんの次女)!!電話はおもちゃじゃないといよんのが分からんのかしら!!」
たつろうさんの嫁はんは、受話器ごしにいるなみさんに怒った声で言うた。
「もしもし!!小関の家内でございますが、おたくはどちらさまですか!?…てつろうさんの居場所が分かったって…なんでそなな電話をよそもんのあんたがかけてくんのよ!?…うちは多賀の家に強烈なうらみがあるのよ!!…てつろうが大学院へ行ったけん、うちは大学に行けんかったのよ!!…分かっとんかしら!!…これからパーティーに行く予定があるけん…7時からパーティーの予定があるから準備せなアカンのよ!!…アホ!!」
(ガチャーン!!)
たつろうさんの嫁はんは、ガチャーンと電話を切ったあとルンルン気分でパーティーに行く準備を始めた。
結局、たつろうさんの実家に伝言を伝えることができなかった。
けんちゃんは、てつろうを放っておくことができないので連れてゆくことにした。
けんちゃんとてつろうでゆみさんから課せられたノルマ達成に向けて旅に出たけど、大丈夫かいのぉ~
時は6月6日の午後3時過ぎのことであった。
ところ変わって、高松市屋島中町のなみさんが働いている理容院にて…
なみさんは、お客さまの散髪を終えたあとレジでおかんじょうをしていた。
女性店員さんとあさみさんは、お客さまの散髪をしている。
あらたさんは、お客さまのアイロンパーマをしている。
ユーセンのスピーカーから、村下孝蔵さんの歌で『夢のつづき』が流れている。
(ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!)
この時、ウグイス色のプッシュホンの着信ベルが鳴った。
「あなた!!電話に出てよ!!」
「分かったよぅ~」
あさみさんにどやされたあらたさんは、ブツブツ言いながら電話に出る。
「はい、十川理容院でございます。」
ところ変わって、JR宇野駅の待合室にて…
けんちゃんは、緑のカード式の公衆電話から十川理容院へ電話をした。
けんちゃんの後ろにてつろうがいる。
「もしもし、布師田ですがなみさんいてはりまっか?…大至急なみさんに変わってください…お願いします…」
ほどなくして、なみさんが電話に出た。
「もしもしなみさん…布師田でございます…ごぶさたしてはります…」
なみさんは、むじゃきな声で受話器ごしにいるけんちゃんに言うた。
「けんちゃん、久しぶりやねぇ~元気だった~…今、どこにおるん?…宇野…」
なみさんは、受話器ごしにいるけんちゃんにふざけた声で言うた。
「ああ、中日ドラゴンズの背番号7でおでこにボールゴツーンのあれね。」
「それは宇野勝さんですよ!!…ぼくがいよんのは岡山県の宇野ですよ!!」
「ああ、分かったわ…ウェディングドレスをプロデュースしたタレントさんよね~」
「それは神田うのさんです!!…なみさん!!岡山県の宇野ですよ!!」
なみさんは、なおも面白半分に言うた。
「ああ、男の子の髪につけるムースよね。」
「それは(資生堂の)ウーノ!!…あのね!!ぼくは今岡山県におるんよ!!」
「なんや、すぐ向かいやん…それならそうと言えばええのに…」
「なみさん、すぐにメモしてや!!」
「メモね…いいわよ。」
けんちゃんは、なみさんに伝言を伝えた。
「分かったわ…伝えておくわ。」
メモを終えたなみさんは、メモ用紙に記載された場所に電話をかけた。
(ジリリリリリリン…)
ところ変わって、松山市恵原町の庄屋の家にて…
いうまでもなく、たつろうさんの嫁はんカタの実家である。
ハンドル式の黒電話のベルが鳴り響いている。
たつろうさんの次女が電話に出た。
「はい、小関でちゅ…」
なみさんは、切迫詰まった声で言うた。
「もしもしおじょうちゃん、おうちの人と変わってもらえる?」
たつろうさんの次女は、むじゃきな声で受話器ごしにいるなみさんに言うた。
「もちもち…あのね、今日ねぇ、幼稚園でこんなことがあったのよ。」
受話器ごしにいるなみさんは、ものすごく困った声で言うた。
「おじょうちゃん、今おねーちゃんは急いどんよ…おじょうちゃんのお話しを聞くことができんねん…『どうしてぇ~』と言われても困るのよ…大至急おうちの人に変わってよぉ~」
たつろうさんの次女は、なおもワガママをこねた。
「イヤ!!お話し聞いてよ!!幼稚園でこんなことがあったのよ!!」
そこへ、テニスウェア姿のたつろうさんの嫁はんがやって来て、次女から受話器を無理やり取り上げた。
「(たつろうさんの次女)!!電話はおもちゃじゃないといよんのが分からんのかしら!!」
たつろうさんの嫁はんは、受話器ごしにいるなみさんに怒った声で言うた。
「もしもし!!小関の家内でございますが、おたくはどちらさまですか!?…てつろうさんの居場所が分かったって…なんでそなな電話をよそもんのあんたがかけてくんのよ!?…うちは多賀の家に強烈なうらみがあるのよ!!…てつろうが大学院へ行ったけん、うちは大学に行けんかったのよ!!…分かっとんかしら!!…これからパーティーに行く予定があるけん…7時からパーティーの予定があるから準備せなアカンのよ!!…アホ!!」
(ガチャーン!!)
たつろうさんの嫁はんは、ガチャーンと電話を切ったあとルンルン気分でパーティーに行く準備を始めた。
結局、たつろうさんの実家に伝言を伝えることができなかった。