Seven...YUKI
あたしがそう言うと意味が分からないのか
首をひねった。
「だって…全く知らない女の子
家に置いてくれるんだもん。
何もやらしいこととかせずに♪」
笑顔でそう言うとちょっと
照れながら前を向いた。
「な~んだそれ」
ほら…絶対優しい。
すっごく…いい人だよ…。
「はいっ。おかえりなさい」
「…ただいま」
「わんわん!!」
リビングに入ると犬が
あたし達に向って走ってきた。
「あっ!!わんこ…
お前ご飯やってなかったな…」
「ご飯?それならあたしあげた」
「あっ…まじ?悪いな」
だって暇だったもん。
「ううん。それより…この犬の名前
なんて言うの?」
「名前?…知らねぇ」