Seven...YUKI
あたしは我慢できなくなり
光輝に向けてた手を自分の顔にあてた。
また流れる涙。
泣きやんでよ…光輝が心配しちゃう。
絶対変に思ってる…。
泣きやんで…。
そう思った時あたしは顔にあててた
手を掴まれた。
「園長先生!俺雪のこと引きとります」
遠くにいたはずの光輝が
あたしのすぐ側にいる。
「は?」
「引きとります」
真剣に園長先生の目をみて
強く言った光輝。
「光輝?…でも」
「ばかっ。そんなに泣いて
言い訳すんのか?」
「でも!」
「ま、まぁ。引き取ってくれたのは
いい事じゃないか!
良かったな。愛莉ちゃん」
引きとる?…誰が?光輝が?
あたし…を?
あたし…光輝のそばにいられるの?