Seven...YUKI
好き…
光輝に引きとられてもう2ヶ月。
まだ肌寒い2月の下旬。
あたしはもともと通っていた
中学に通っている。
けど光輝の家からじゃ遠いから
香奈さんの家のボディーガードさんに
毎日送り迎えをしてもらっている。
正直申し訳ないんだけど…
香奈さんには逆らえない。
だから高校は光輝の家の近くに
志望校を変更した。
ギリギリだったアウトだったけど
なんとか先生と一緒に頼んだら
OKしてもらえた。
まぁ、あたしの頭で入るのは
はっきり言って超簡単な学校。
だからってのもあるけど…。
光輝にもちゃんと話しておかないと。
あたしはご飯を食べようとした手を止め、
「ねぇ、光輝。高校のことなんだけど」
あれ?聞こえてない?
目の前にいるのにぼーっとしてる。
そう言えばさっきから箸がすすんでない。
「光輝?どうしたの?」
「…」